持ち帰ったテストの内容も見てやるんです
子どもが学校のテストを持って帰ったとき、
パパ・ママは、そのテストの内容を見ていますか。
テストの点数しか見ていないのではないでしょうか。
そして、100点だったら褒めて、
テストの点数がよくないときは、
おこったりしていないでしょうか。
パパ・ママはテストの内容も見てやるんです。
そうしたら、子どもの苦手なところがわかります。
例えば、4年生なら、わり算の筆算が苦手だとか、
文章題が苦手だとか。
あと、よくあるのが、
答えは合っているのに単位をつけ忘れていたりとか。
厳しい先生は、そこでも減点するんです。
そしたら、パパ・ママもいっしょに
まちがえた問題を解いてみましょう。
文章題なんか思ったより
難しいかもしれませんよ。
子どもに点数が悪いなんて、
簡単にいえないかもしれません。
そして、自分が分からなくて、
子どもが分かった問題があったら、
聞いてやるんです。
「教えてくれないかな。」
子どもは、とても自信をもつと思うんです。
いっしょに選挙に行くんです
公職選挙法が変わって、
18歳未満の子どもが
投票所に入ることができるようになったんです。
(公職選挙法 58条2項)
これからは、いっしょに投票所の中まで
入れるんです。
パパ・ママが、投票しているところを
見せてあげましょう。
そして、選挙に行くことがどれくらい大事かを
教えてあげるんです。
誰にいれたかは、言わなくてもいいと思うんです。
パパ・ママだってちがう人に入れているでしょうから、自由です。
でも、子どもにきかれたら、
パパ・ママのいちばん大事に思っていることを話すんです。
自分の一票を有効に使うように教えてあげるんです。
例えば、こんな話があります。
有力な候補とは別の人を選んだ場合、
どうせ入れたって無駄だからと選挙に行かなかったり、白票を投じる人がいるようです。
しかし、それは、有力な候補が当選するのを
結果的に助けていることになります。
自分が選んだ人を当選させるには、
やはり、その人の名前を書かなくてはならないのです。
漢字を覚えたら、言葉作りと文作りをするんです
子どもたちは、学校で漢字を習います。
漢字を筆順にそって、何回も書いて
覚えます。
そしたら、聞くんです。
「その漢字を使った言葉を言い合いっこしよう。」
例えば「習」という漢字だったら、
「習字」「学習」「習得」「演習」なんかがありますね。
それで、紙に書いてみる。
次に
「その漢字を使って、文を作ってみよう。」
というんです。
「新しい字を習う。」
「たしざんを習う。」
「フランス語を習得する。」
など。
「習うより慣れよ。」なんて、
パパママが言ったら、
それどういう意味?って
慣用句の勉強にもなるんです。
47都道府県をいっしょに覚えるんです
4年生になって、覚えないといけないものは
47都道府県の位置と名前です。
はじめは、自分が住んでいる都道府県と
北海道、沖縄県くらいしか分からないかもしれません。
まず、テストしてみましょう。
インターネットで都道府県のテストが
プリントアウトできます。
それで、パパ・ママとチャレンジ。
いっしょに解いてみましょう。
パパ・ママもあやしところはあるはず。
福井県と富山県の間にあるのは何だっけとか。
そして、答え合わせ。
分かったところは、鉛筆で塗りつぶします。
覚え方は、
自分の住んでいる都道府県のまわりから、覚えるのが
いいのではないでしょうか。
特徴的な、例えば島が多い長崎県を覚えて、その横が佐賀県、その横が福岡県、
その横が大分県、その下が宮崎県、真ん中の大きいのが熊本県、一番下が鹿児島県、
そして沖縄県。
これで九州地方制覇です。
そんなこんなで、ゆっくり覚えていけば
いいんです。
そのときに、例えば、滋賀県には大きな湖があるけど、
琵琶湖っていうんだよ、とか
この前、青森県のりんごを買ったよねとか
話すんです。
都道府県の位置だけでなく、特産物なんかも
覚えていくんです。
買い物をしたときにいっしょに計算するんです
買い物をしたときにいっしょに計算するんです
小学校の算数では、1・2年でたしざん、ひきざんをやります。
だから、例えば、198円のおかしと120円のジュースを買ったら、
「全部でいくら?」ってきいてやるんです。
そしたら、そのまま198円+120をして、
318円と答えたり、
200円+120円で320円、そこから2円を引いて318円と答えたりすると思うんです。
そして、2年でかけ算、5年生で小数を習うと、それに消費税8%をつけたら、どうなるのか、聞いてみるんです。
318円×1.08で343.44ですが、
だいたいでいいんです。
例えば、
320円×1.1で352円くらいとか。
そうやっていくうちに子どもは
計算するのが楽しくなっていくんです。
例えば、「300円だけおかしを買ってあげるよ。」
っていって、ぎりぎり300円にしてきたら、
「消費税が入っていないから買えない。」って
言ってみたり。
そうすれば社会の勉強にもなります。
そしたら、今度、消費税は8%から10%にかわるみたいだよね。
どっちがいいと思うって話もできますよね。
どんなときでも、勉強ってできるんです。
そして、パパとママといっしょだと
楽しいんです。
大河ドラマの主人公について調べるんです
2016年の大河ドラマは、「真田丸」。
真田幸村(信繁)が主人公です。
歴史年表でみると、安土・桃山時代に
あたります。
6年生で習うのは、
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康くらいかも
しれませんが、
真田幸村もとても人気のある武将です。
ドラマを見て、好きになる登場人物も
でてくるかもしれません。
その人について調べてみるんです。
インターネットでも調べられるし、
関連する小説やマンガを読んでもいいんです。
すると、とても歴史に興味が出るんです。
とてもくわしくなるんです。
社会は暗記だと思ってしまいがちですが、
現在は得た知識を使って活用することが求められる
時代です。
真田丸の戦略について、とても詳しくて、
自分の考えを深めている子どもなんて
おもしろいと思いませんか。
マンガはどんどん読ませていいんです
マンガは子どもにあまり読ませたくない
パパ・ママもいるかもしれません。
たしかに、マンガによっては暴力描写など
子どもによくない影響をあたえるものも
あると思います。
でも、マンガだからといって遠ざけていては
おもしろくありません。
マンガはとにかくおもしろく分かりやすいのです。
例えば、歴史マンガです。
教科書に書いてあることが、マンガになって
とたんにおもしろくなるんです。
歴史に興味をもつようになるんです。
おおすじをおぼえられるようになるんです。
古典のマンガもおもしろいです。
源氏物語のマンガなんかもあります。
サッカーマンガや野球マンガ、いろいろなプレーを
学べるものもあります。
まず、パパ・ママもマンガを読んでみましょう。
そして、おもしろいものを子どもにも
読ませてはいかがでしょうか。
金銭感覚を身につけるにはおこづかい帳をつけるのがいいんです
おこづかいをあげるかどうか、
あげるとしたらその額は
各家庭によって、さまざまだと思います。
小学校3年くらいになると、
算数でたす、ひくはかなりできるようになっていると
思います。
そうしたら、おこづかい帳を作るんです。
そして、もらったお金とつかったお金を自分で書かせるんです。
もちろん、パパ・ママもいっしょについてやるんです。
自分で計算すれば、算数の勉強にもなります。
べつに電卓をつかったっていいんです。
自分が持っているお金を知っていると、
何が買えるか、何が買えないかがわかるんです。